エロゲー文化研究概論本無料ダウンロードpdf

エロゲー文化研究概論

によって 宮本直毅


3.5 5つ星のうち(13人の読者)

エロゲー文化研究概論本無料ダウンロードpdf - 内容紹介 国産「エロゲー」誕生より30年。語り継ぎたいエッチなゲームがある! 古きよき時代に作られた名作から現在に至る「エロゲー」の歩みを徹底研究。1980年代、8ビット機パソコンから幕を開けたエロゲーの歴史と名作たちを、当時の世相や時事問題をまじえながら解説する。黎明期、あの有名ゲームメーカーが作っていたエロゲーの内容とは? 8ビット機、16ビット機、Windowsといったパソコンの進化がエロゲーに与えた影響は? エロゲー30年の軌跡を振り返る! 出版社からのコメント 語り継ぎたいエッチなゲームたち! 商品の説明をすべて表示する

エロゲー文化研究概論の詳細

本のタイトル : エロゲー文化研究概論
作者 : 宮本直毅
ISBN-10 : 4881818295
発売日 : 2013/1/26
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 25.51 (現在のサーバー速度は19.4 Mbpsです
以下は エロゲー文化研究概論 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
これまでエロゲーについて現在までに比較的まとまった本としては、『超エロゲー』とその続編の『超エロゲーハードコア』がありました。こちらはソフト単位でエロゲー黎明期からのエロゲー史を描いていますが、やはりソフト単位だと漏れが多々でてしまいます(といっても内容は非常に面白いですが)本書は、エロゲーの始まりから現代までにおけるエロゲー史をクールな書きぶりで描きます。とにかく、情報量が豊富。エロゲーについてだけでなく、同時期に創刊した雑誌や社会的な事件、ゲーム会社の設立や萌えについてなど、ゲームの時代背景となる関連する事項が、本論から脇道に逸れた風でなく自然に書かれています。海外におけるエロを取り入れたゲームの紹介もあり、これはなかなか手に入らない情報なのでとてもありがたい。もっと知りたいなというところ。それだけで一冊を作って欲しいくらい。さらに本書はただ情報の羅列だけでなく、著者の鋭い分析も多々挟み込まれます。例えば、黎明期におけるエロゲーから、エロゲーとは元々「遊び+エロ」であり、エロとは「遊び」という前置きの後の「ごほうび」であったというのがまず始まりにある、という指摘は(野球拳とかね)、エロゲーだからエロがあるという現在の観念に揺り動かしをかけるものであります。他にも、1984年に出た『EMMY』というソフトは、キャラクターにひたすら話しかける(文字を打ち込む)だけのゲームで、もちろん中々まともなやりとりが出来るはずがないところを試行錯誤繰り返していくという体験は、「エロゲーがゲームとしてどこまで手間をかけさせるか、さじ加減の変化を見ていく起点として、コマンド打ち込み式AVGは記念される」と述べます。これは、現在の共通ルートがあってフラグを踏んで個別ルートへ至るという選べるようでほとんど一本道のゲームをひたすらクリックしているだけのゲームに対して一考の余地を迫るものであるかもしれません。もちろんゲームは歴史を踏まえて進化(変化)する内にユーザーの興味に合うように最適化されていくわけですが、その最中にこぼれ落ちた、選ばれなかった歴史というものを本書が描き出すエロゲーの歴史は考えさせてくれます。そのような信頼のおける語り口と共に、幅広くエロゲーの歴史に触れていく本書は、結構やりこんでいると思っている私でも本当に様々なゲームがあるんだなということに気付かせてくれます。読んでいる内にどんどんエロゲーがやりたくなる。それだけで、大変良い書籍なのではないかと思います。A5判に文字が詰まっていてボリュームの割この値段は安い。熟読します。

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