「イノベーター」で読むアパレル全史
によって 中野 香織
4.4 5つ星のうち(2人の読者)
「イノベーター」で読むアパレル全史本無料ダウンロード - 内容紹介 ◎逆境のいまこそ、流行を創った先人に学べ! 不振にあえぐアパレル業界――。 前衛的なものを創造しなければ、この逆境を乗り越えて生き残ることはできません。 そうした創造は容易ではありませんが、「温故知新」という言葉があるように、 客観的な視点で過去を振り返れば、現在や未来を考えるためのヒントが見つかるのではないでしょうか。 本書は、こうした問題意識のもと、アパレルやファッションの分野で革新的な功績を残し、 業界の常識、そして社会に変革をもたらしたデザイナー、経営者、ディレクターなど イノベーター(変革者)に焦点を当ててアパレルの歴史を概観する一冊です。 ◎アパレルの歴史がざっくりわかる! シャネル、サンローラン、アルマーニ、ラガーフェルト、御木本幸吉、芦田淳、柳井正……。 時代の変化を敏感に察知し、時代に合った考え方や態度を表現するモードを創造し、 結果としてイノベーションをもたらし、アパレルの歴史を塗り替え、 社会に衝撃を与えてきたキーパーソンを一気に紹介します。 ファッションやアパレルの歴史をざっくり学びたい人が最初に読む入門書としても最適です。 ◎本書の構成 ■オートクチュールの始まり女性「解放」のイノベーション ■20世紀モードの発展と成熟時代が求める人間像を作ったデザイナー ■モードの多様化と、その行き詰まりブランドが抱える後継者問題 ■日本が世界に与えた衝撃 ■グローバリズムとカリスマ経営者 ■翻弄するのか?翻弄されるのか?時代の寵児、クリエイティブ・ディレクター ■グローバル・ニッチ市場で勝負するクリエイター ■イノベーターを育てるファッションメディア ◇本書に登場する「イノベーター」(一部) ●ガブリエル・〈ココ〉・シャネル ●クリスチャン・ディオール●イヴ・サンローラン ●ジョルジオ・アルマーニ●ベルナール・アルノー●アマンシオ・オルテガ●マーク・パーカー ●カール・ラガーフェルド●ヴェラ・ウォン●ダイアナ・ヴリーランド●アナ・ウィンター ●森英恵●御木本幸吉●芦田淳●山本耀司●川久保玲●舘鼻則孝●柳井正 内容(「BOOK」データベースより) シャネル、ディオール、サンローラン、ラガーフェルド、アルマーニ…流行を創った変革者に学ぶ。心躍る!ファッションの歴史。 著者について 中野 香織(なかの かおり) 服飾史家/株式会社Kaori Nakano 代表取締役/昭和女子大学客員教授。 ファッション史やモード事情に関する研究・執筆・講演を行うほか企業のアドバイザーを務める。 1994年、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。 英国ケンブリッジ大学客員研究員・東京大学教養学部非常勤講師・明治大学国際日本学部特任教授を務めた。 著書に『ロイヤルスタイル 英国王室ファッション史』(吉川弘文館)、『紳士の名品50』(小学館)、 『ダンディズムの系譜 男が憧れた男たち』(新潮社)、『モードとエロスと資本』(集英社)などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 中野/香織 服飾史家。株式会社Kaori Nakano代表取締役。昭和女子大学客員教授。ファッション史やモード事情に関する研究・執筆・講演を行うほか企業のアドバイザーを務める。1994年、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。英国ケンブリッジ大学客員研究員・東京大学教養学部非常勤講師・明治大学国際日本学部特任教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
「イノベーター」で読むアパレル全史の詳細
本のタイトル : 「イノベーター」で読むアパレル全史
作者 : 中野 香織
ISBN-10 : 4534057520
発売日 : 2020/1/18
カテゴリ : 本
ファイル名 : イノベーター-で読む-アパレル全史.pdf
ファイルサイズ : 19.97 (現在のサーバー速度は28.13 Mbpsです
以下は 「イノベーター」で読むアパレル全史 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
ファッションの本と経済の本は相性が悪い感じがしていた。ブランドの紹介の本は、デザイン性の話になる。その一方、経済面から語ったブランドの本は、賛歌か批判かになりやすい。しかし、両者をイノベーターという視点でとらえた本書は、実に多様な読み方ができる。クリエイターのヒストリーからは、●●の下についていたから、すっかり学習と準備ができたということを感じない。魔物が跋扈する世界を感じ、ゾクゾクする面白さがある。本書の中で著者は、「人の見え方をかえるとは、あり方を変えること」、「ファッション史を学ぶことは、時代と人のあり方の関わりを学ぶことにつながる」と言っている。次の時代には、いったいどんなクリエターが生まれるのだろう。その準備は私たちが同時代に感じていることにある。そう考えると、魔物ではあるが、誰もが思いがけないクリエーターになるチャンスもあるのではないかと感じる。そのヒントをアバレル産業から学べる本である。
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