ブラームス (河出文庫) epubダウンロード

ブラームス (河出文庫)

によって 吉田秀和


3.6 5つ星のうち(2人の読者)

ブラームス (河出文庫) epubダウンロード - 内容紹介 ブラームスの人間像も含め、その魅力を解き明かす。交響曲、協奏曲、ピアノソロ、室内楽……名曲・名演奏を鑑賞する決定版。 内容(「BOOK」データベースより) 短調作品が多く、古典派形式を重視し、第三交響曲では、四楽章の全部がPかPPで終わるという交響曲の全歴史上類のない作曲法。激情と憂愁の人の作品の秘密を楽理からも裏付ける。シューリヒト、ヴァント、バックハウス、ワッツ、クレーメル、ウゴルスキ…演奏家論も充実の、ブラームス鑑賞の決定版。 商品の説明をすべて表示する

ブラームス (河出文庫)の詳細

本のタイトル : ブラームス (河出文庫)
作者 : 吉田秀和
ISBN-10 : 430941723X
発売日 : 2019/12/5
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 24.64 (現在のサーバー速度は24.62 Mbpsです
以下は、ブラームス (河出文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
吉田秀和氏のブラームスに関する演奏論が楽しめる。CDを聴いてみたい人にとって、格好の道案内となる。楽譜を用いた本格的な演奏論を難しく感じる人もいるに違いないが、気にしなくても良い。ブラームス交響曲第1番の演奏では、小澤征爾指揮、サイトウキネンオーケストラ盤がお勧めだ。渾身の演奏でテンポも速い。ぐいぐいと心に迫り来る名演だ。交響曲第4番はバーンスタイン指揮、ウィーンフィル盤がベストだ。映画音楽を聴いているかのような美しさこの上なく、情感がたっぷりこもった名演だ。遅めのテンポが良い。次にピアノ協奏曲1番・2番のベストはピアノがゲールハルト・オピッツ、サー・コーリン・ディビス指揮バイエルン放送交響楽団の演奏が素晴らしい。廃盤かもしれないが、アマゾンの中古サイトでは豊富な在庫がある。オピッツのピアノは大局的でヴィルトオーゾ感溢れるスケールの大きいパワフルな名演だ。テクニックも完璧でオケも正統派である。宇野功芳氏絶賛のルービンシュタイン最晩年の演奏もお勧めだ。テクニックはよれよれだが、オケの鳴りに深みがあり、感動的だ。2番の名演にはポリーニのピアノ、アバド指揮ベルリンフィル盤も名演だ。第3楽章のチェロの独奏が深みがあって感動的だチェロの独奏とオケが渾然一体となった演奏は大変味わい深い。。本書ではバックハウスのピアノ、ベーム指揮ウィーンフィル盤を推薦しているが、バックハウスのピアノは大局的でスケール大きく味わいがあるが、最晩年のバックハウスのテクニックはよれよれだ。交響曲的な協奏曲に相応しいピアニストはそう多くない。繊細でもダメだし、粗削りでもダメだ。中庸を得た演奏は難しい。本書を鑑賞の手引きとして活用し、色々な演奏を聴き比べることが楽しい。お勧めの一冊だ。

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