落日燃ゆ (新潮文庫)
によって 城山 三郎
4.8 5つ星のうち(117人の読者)
無料ダウンロード落日燃ゆ (新潮文庫) pdf - 受賞歴 第9回(1975年) 吉川英治文学賞受賞 内容紹介 平和につくした外交官が、なぜ、A級戦犯となり、絞首刑となったのか。 元首相・外相、広田弘毅の生涯。毎日出版文化賞・吉川英治文学賞受賞。 東京裁判で絞首刑を宣告された七人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅。戦争防止に努めながら、その努力に水をさし続けた軍人たちと共に処刑されるという運命に直面させられた広田。そしてそれを従容として受け入れ一切の弁解をしなかった広田の生涯を、激動の昭和史と重ねながら抑制した筆致で克明にたどる。 本文より 昭和三十四年四月、興亜観音の境内に、吉田茂の筆になる「七士の碑」が建てられ、友人代表としての吉田茂や荒木元大将はじめ遺族やゆかりの人約百人が集まり、建立式が行われた。 だが、このときも、広田の遺族は、一人も姿を見せなかった。 広田の遺族たちは、そうした姿勢をとることが故人の本意であると考えていた。広田には、ひっそりした、そして、ひとりだけの別の人生があるべきであった。せめて彼岸に旅立ったあとぐらい、ひとりだけの時間を過させてやりたい。 たとえ、事を荒立てるように見えようと、心にもなく参加すべきではないと、考えていた。(「はじめに」) 城山三郎(1927-2007) 名古屋生れ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。一橋大学を卒業後、愛知学芸大に奉職し、景気論等を担当。1957(昭和32)年、『輸出』で文学界新人賞を、翌年『総会屋錦城』で直木賞を受賞し、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞を受賞した『落日燃ゆ』の他、『男子の本懐』『官僚たちの夏』『秀吉と武吉』『もう、きみには頼まない』『指揮官たちの特攻』等、多彩な作品群は幅広い読者を持つ。2002(平成14)年、経済小説の分野を確立した業績で朝日賞を受賞。 内容(「BOOK」データベースより) 東京裁判で絞首刑を宣告された七人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅。戦争防止に努めながら、その努力に水をさし続けた軍人たちと共に処刑されるという運命に直面させられた広田。そしてそれを従容として受け入れ一切の弁解をしなかった広田の生涯を、激動の昭和史と重ねながら抑制した筆致で克明にたどる。毎日出版文化賞・吉川英治文学賞受賞。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 城山/三郎 1927‐2007。名古屋生れ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎えた。一橋大卒業後、愛知学芸大に奉職、景気論等を担当。1957(昭和32)年、『輸出』により文学界新人賞、翌年『総会屋錦城』で直木賞を受け、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞受賞の『落日燃ゆ』等、多彩な作品群は幅広い読者を持つ。2002(平成14)年、経済小説の分野を確立した業績で朝日賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
落日燃ゆ (新潮文庫)の詳細
本のタイトル : 落日燃ゆ (新潮文庫)
作者 : 城山 三郎
ISBN-10 : 4101133182
発売日 : 1986/11/27
カテゴリ : 本
ファイル名 : 落日燃ゆ-新潮文庫.pdf
ファイルサイズ : 22.34 (現在のサーバー速度は18.11 Mbpsです
以下は、落日燃ゆ (新潮文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
広田さんには心底尊敬の念を覚える。但し外相としての最終盤の交渉についてはやや事実の羅列に終わっている。それは多分広田さん自身が一切弁解をしなかったことが影響しているのだろうと思う。見習いたい。
0コメント